昔からよく
『誰にでもできる仕事』
みたいにある職業、もしくはその仕事に就いている人をディスるような言葉ってききますよね。
言われてイヤな気持ちになったことがある人もいるかもしれません。
でも、実際ちゃんと働いてるとそんな仕事ってないですよ。
なので、今日はそんなこと気にせずモリモリ働きましょう!
というお話です(*´v`)
すべての働く人たちに読んでほしい書籍
誰にでもできる仕事といいつつ誰にもはできないのです。
おそらくこういうのって、
- 単純な動作をくりかえす製造業
- マニュアル通りこなせば大丈夫な接客業
このあたりがよく言われるんだと思います。
でも、どちらもその仕事に就くまでのハードルはそんなに高くはないですが、誰にもはできないですよ。
作業するのと成果を上げるのは別な話
上の2つのような仕事を『誰にでもできる仕事』という風にいう人たちは、
- 専門知識が必要ない
- 単純作業はあまりあたまを使わなくていい
という感じに思って言うんだと思います。
確かにそれらが理由でその仕事に就くのは簡単かもしれませんが、それと成果を上げられるかどうかは別な話です。
やっぱり成果ってただ淡々とこなしているだけでは上がりませんよね。
たとえば、
- マニュアル自体を作りかえる作業
- お客さんにまた来てもらえるような接客術や店づくり
- 現場ならではのひたすらPDCAをまわす改善力
基本的な業務は単純作業が多くてもそれ以外にもやることはたくさんあるのです。
気もあたまも使いまくりです。
マニュアル自体を作りかえる作業
マニュアル通りやればいい仕事っていっても、やっぱりより効率的に成果を出すためにはマニュアル自体も更新し続けなければいけませんよね。
で、こういうのもえらい人がやってると思いきや、現場の人々の日々の作業の小さな疑問や提案から作り変えられていきます。
実際につくるのはリーダー的な人でも現場の人たちの意見や提案が吸い上げられてできるものなので現場の体験が中心です。
お客さんにまた来てもらえるような接客術や店づくり
スーパーやコンビニ、ファミレスなど、接客のお仕事ではリピーターを作るために接客方法や店づくりも必要ですよね。
あいさつや新商品の声かけなど、ああゆうのはマニュアル通りだと思います。
ですが混雑時のレジへの誘導や気遣いなどは完全に人によって個人差、実力差がはっきり出てますよね。
やっぱり徹底してる店員さんはスゴイです。
あと、店づくりに関してもコンビニなどで商品を発注するのはえらい人の仕事と思うかもしれません。
でも実際は店員さんたちが自分で売れ行きを予測してやってます。
高校生とかでもやってます。
すごいですよね。
そして、よく見かける可愛い手書きのPOPなんかも店員さんたちの発想だったりします。
そんな感じで自分たちのお店のためにいろいろ実践しているのです。
ぜんぜん単純なことではありません。
現場ならではのひたすらPDCAをまわす改善力
これも製造や接客といった現場職に携わる人たちの強い点です。
基本的には反復作業が中心になるぶん現場のPDCAサイクルはものすごく早いです。
日々改善点がなにかしら見つかるので現場全体のPDCAもそうですが、作業者個々のPDCAもものすごく早いです。
ちょっと話がそれますが、むかしは焼肉ってわりと高級なイメージで値段も高かったですよね。
肉をさばくのってむずかしくて焼肉屋さんになりたい人はギルド(食肉組合)のような場所に入って肉のさばきかたを学び、それから開業っていう感じでした。
肉のさばき方が食肉組合の独占状態みたいな感じだったのでやっぱり焼肉の値段も高かったんですね。
しかし、当時、西山知義さんという人がマクドナルドでアルバイトをしていたときにハンバーガーの作り方がすべてマニュアル化されていることに感銘。
自分の出す焼肉屋でもそれを生かそうということで低価格での焼肉屋の実現に成功しました。
それが現在の『牛角』です。
安くておいしいですね。
何が言いたいかっていうと、こういう大きな革命的なことの中にも現場の日々の作業から生まれたノウハウからきてるものもあるんですよってことです。
そして、さっきのコンビニの話にしても、
- 『誰にでもできる仕事』=『誰でも成果が上げられるわけではない』
ということです。
大切なのは役割
ある仕事を
『誰にでもできる仕事』
という人たちは作業内容だけをみて言う場合がほとんどだと思います。
ですが、実はなんの仕事でも重要なのは『役割』だったりします。
たとえば、
普段私たちがスーパーで買い物をするときでも、レジにいる店員さんがなんか苦手な人だったら避けてしまうこともありますよね。
逆にこの店員さんがいるからこの店に来てるっていう店員さんもいると思います。
また、製造の仕事などで毎日つまらなそうに仕事してる人をみると、なんかこっちもモチべーションが下がってしまうこともありますよね。
しかし、毎日の仕事は単純な作業でも成果を求めて夢中で働いてるひとをみるとこっちまでやる気がでてきます。
こんな感じでお客さんや同僚にとって良い影響をあたえる人とマイナスな影響をあたえる人がいます。
そして、何の仕事でも、
- 他人に『良い影響をあたえる人』=しっかり仕事できてる人
- 他人に『マイナスな影響をあたえる人』=もっとがんばるべき人
だと私は思っています。
そして、いうまでもなく
『他人に良い影響をあたえる人』
そっちの役割ができる人は職種問わず仕事ができる人なんじゃないかなとも思っています。
おわりに
今日は、ときどき言われる
『誰にでもできる仕事』
でもじつはそんなのないですよ。
っていうお話でした。
私は個人的に、『仕事ができる=成果を上げられる』だと思っています。
なので何の仕事をしているかよりも
- 常に成果を求めて夢中で働いているか
- 他人にいい影響をあたえる役割をしているか
こっちの方が大切だなと思うのでこんな記事になりました。
いろいろ言われる世の中ですが、細かいことは気にせず元気にモリモリ働きましょう!
人に何かを言われても聞こえなくなるくらいまで前進するのです。
勝負です(*´v`)
好きとできるは違う!?自分にあった仕事の見つけ方!